新製品 MOBA EGGINSPECTORf
モバの機械では、従来より”液漏れ卵”を機械から取除くことが可能でした。このことは、卵の流れの下流側の汚染を防ぐという意味で非常に重要なことです。また、後の工程に対する”液漏れ卵”の影響がなくなります。機械の効率的な運転という意味でもこのことは大切なことです。
長い間、音響システムだけが大破卵を検知できると信じられてきましたが、モバの新開発の製品は卵に触れずに、汚卵と”液漏れ卵”を検知するシステムです。EGGINSPECTORfと名付けられたこのシステムは、高い検知率とほぼゼロに近い誤検知率というばらしい性能を発揮します。また、1台のシステムで白、赤両方の卵に対応します。高解像度カメラから得られた情報は、数学的モデルとしてコンピュータに蓄積されます。統計的手法により、卵殻上の特異な点斑は特定の格外タイプ(例、羽毛がついた卵、黒い鶏糞、白い鶏糞、卵黄による汚卵、その他)に分類されます。コンピュータは、ある1個の卵が特定の格外タイプである確率を計算します。この手法が、それぞれの卵に対する精度の高い判定を可能にしています。汚卵は格外レーンに送られ、”液漏れ卵”は機械から取除かれます。Moba EGGINSPECTORfは人間、あるいは他のシステムと比較して、高性能だと言うことができます。
汚卵タイプ別の検知精度
下記に、汚染のタイプ別に検知の可否を示します。