新型 OMNIA-XF:食品の安全性を配慮した究極の選別機 


消費者向け鶏卵処理施設においては、昨今、食品の安全性に対する認識が高まっています。かつて、鶏卵の選別とパック詰めは農家の仕事の「延長」と見られていましたが、現在、この件に関しては食品業界に目が向けられていることは確実です。モバ社は、主力製品であるOMNIA シリーズの最新モデルとして、時代の要請にマッチしたステンレス製OMNIA-XF をリリースしました。

OMNIA-XF 選卵機は、食品の安全性確保を総合的に考慮して作られています。本機は、フルステンレス構成で、選別工程に使用されるすべての重要部品が特別に設計されています。

給卵部インフィードシステム:

いくつかのオプション機能を選択すると、個々の給卵部インフィードシステムを任意のパッキングステーションの特別要件に合わせることができます。

移卵システム:

いずれの選別機においても、移卵部は最も重要な部分の一つです。OMNIA シリーズの3次元カーブシステムは、最適な幾何学的移動を可能にし、「ジェントルタッチ(やさしい手触り)」という褒め言葉を受けています。OMNIA-XF 選卵機では、新型フレームにより、装置内部へのアクセスが容易になり、清掃の容易さを確保しました。

パッキングシステム:

OMNIA-XF では、レシーバーセット、バッファー、ドロップセットが簡単に取外せるようになり、外付けの洗浄機(パーツウオッシャー)で自動洗浄/殺菌ができるようになりました。

クリーニング時の重要な違い:

鶏卵処理ラインでは、強度の弱い卵殻が割れることがあります。卵殻の破損は、各レーンで卵を受け、パッケージに置くときに最も多く発生します。この部分は、卵を優しく扱う必要があるために、高精度で複雑な機構になっています。この複雑な構成部品をクリーニングできるようにすることは、選卵機メーカーにとって常に大きな課題となっていました。

新型のOMNIA-XFでは、この問題を解決しました。部品が簡単に取外せることにより、生産作業とは別個に選卵機外でクリーニングを行えます。スペアの部品を持つことにより、生産終了後の夕方には清浄な部品セットと交換し、生産中にクリーニングと殺菌をすることができます。また、オプションのパーツウオッシャーを利用するとさらに省力化が可能です。